採用情報仕事紹介:地理空間情報職

地理空間情報職

2009年入社
地理空間情報部 関東空間情報課 課長補佐
測量士・地理情報専門技術者(GIS1級、写真測量1級)
2017年入社
地理空間情報部 関東空間情報課 係長
測量士補・地理情報標準認定(初級)・学芸員

地理空間情報部からは、2009年に入社し、今や航空写真測量のスペシャリストである大竹と、
アルバイトから正社員となり、今では中堅として、GISを利用した様々な調査・分析業務に取り組む井上に
仕事内容を語ってもらいました。

航空写真測量という仕事

航空写真測量の仕事は主に二つあります。
一つは航空写真を撮ること。セスナ機に設置したカメラはコンピュータ制御ですので、どのポイントでどのような写真を撮るのかをプログラミングして、撮れた写真の精度を確認します。
例えば東日本大震災の際は、岩手県の山田町や大槌町の依頼により、被害状況を把握するために被災地の航空写真を撮影しました。林野庁の依頼により、森林の繁茂状況を調査するために航空写真を撮影することもあります。

もう一つは写真をもとに“図化機”という機械で作業をして地図を制作する仕事です。一般の方々に利用される地図ではありませんので、見た目は非常にシンプルですが、さまざまな用途に使われるベースとなるものですので、正確性と見やすさが第一。責任とやり甲斐を感じています。

入社から10年目を迎えて責任ある立場で仕事を任される機会も増え、最近はプラスアルファの提案をするようにしています。社内には航空写真測量に使用する測量機材も充実していますので、お客様の期待以上の仕事ができるように心がけています。

アルバイトから社員へ。地図づくりの夢を追って

八州との縁は大学時代に遡ります。大学は文系で、歴史地理学を専攻していたのですが、恩師が授業の一環としてGISを教えてほしいと八州に依頼したところ、大竹係長が講師として来てくださったのです。
その後、アプリ開発のベンチャー企業を経て、大学の考古学研究室で資料整理の仕事をしていたところ、学生時代に八州でアルバイトをしていたことを知っている大竹係長から「一緒に働かないか」と勧められ、自分の好きな地図の仕事に就ける良い機会と考え、採用試験を受けさせていただきました。

前職はベンチャーということで人数も少なく、デザインの設計やプログラマーへの指示、営業活動等を通じ、コミュニケーション力を高めることができました。分野こそ違いますが、そのことは現職でもお客様とのやり取りや部内の業務を円滑に進めるために役に立っています。
新しく地図や測量の専門知識を学ぶのは大変ですが、社内勉強会に参加できたり、外部の講習会の費用助成を受けられたりと、資格取得支援があり、未経験の私でも入社後に測量士補資格を取得することができました。分野は違ってもさまざまな場面で過去の経験もきっと活かせるはずですので、測量以外で経験を積んだ方にも門を叩いていただきたいです。

現在、私が主に担当しているのは大規模盛土の調査。高度経済成長期に盛土をして多くの住宅地が造成されたのですが、GISやCADを使い、それらがどこにあるかを見つけ出し、地図化しています。特に危険な箇所を、災害が起こる前に見つけ出すことで、更なる安全なまちづくりに貢献しています。
今はまだチームとしてのコミュニケーションを大切にして、ミスなく効率的に仕事をこなすことに注力していますが、いずれは学生時代の経験を活かし文化財などの分野にも仕事を開拓して、会社に貢献していきたいと思っています。

地理空間情報部の技術者の一年

  • 12月〜3月年度末前の繁忙期
  • 4月~5月次期の受注のための技術提案書や見積書の作成
  • 5月~6月各種資格取得のための講習会の受講
  • 7月~11月受注した案件が稼働し始める
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