採用情報仕事紹介:調査職(地上測量)

調査職
(地上測量)

2019年入社
空間情報本部
計測技術部 東北計測調査課
測量士

施工管理業から測量士にキャリアチェンジし、
正確さ・迅速さの両立が求められる現場作業や内業を日々こなしてきた島。
お客様やチームメンバーとの対話を大切にしながら、着実に経験を積んできました。
「自分の測量が地図や登記簿として記録に残る」——その確かな手応えが、日々の原動力。
現在は、係長としてチームを牽引し、さらなる成長を目指しています。

きっかけは、学生時代に出会った「測量学」

学生時代に「測量学」を学んだことが、測量の分野に関心を持ったきっかけでした。大学卒業後は施工管理会社で現場監督として勤務し、業務の中で測量にも携わる機会が多くありました。転職を考えるタイミングで、測量技術をさらに深めたいという思いが強まり、八州への入社を決意。学生時代の学びが下地としてあったことから、測量士補の資格を取得しやすかったことも、大きな後押しとなりました。

入社後の現場では、前職での測量業務と制度や手法が大きく異なり、戸惑うことも多くありました。とくに初めのうちは実践で苦労する場面も多かったですが、先輩方と一緒に現場に出て、経験を積み重ねる中で理解を深め、入社からおよそ3年で測量士の資格を取得することができました。

地道な積み重ねの、その先に

現在は、おもに「水準測量」と「地籍調査」を担当しています。 水準測量は、地盤の高低差を正確に測る仕事です。例えば、1日3~4kmの距離をチームで歩きながら、水準点と呼ばれる基準点間の高低差を測定していきます。プロジェクトによりますが、合計で100km以上の距離を1〜2ヶ月かけて測量することもあります。こうした測量結果は、地盤変動の有無の確認や、日本地図の基準づくり、公共インフラの整備計画などに活かされます。

一方、地籍調査は、土地の境界を明確にする業務。地権者の方と一緒に現地を歩きながら、境界の部分に杭を設置していき、杭の範囲内を測量して正確な図面を作成します。地籍調査の結果は、法務局が発行する登記簿や地籍図に反映され、正確な土地情報として公的に記録されることになります。

いずれの業務も、1日ごとの地道な作業の積み重ねが成果物となる仕事であり、その精度と信頼性が社会の基盤を支えています。

「地図に残る仕事」の実感

「地図に残る仕事」とよく言われますが、まさにその実感が得られるのが測量士の仕事のやりがいです。

水準測量は長距離を歩く体力勝負の仕事ですし、地籍調査では地権者の方とのやり取りが欠かせないため、丁寧なコミュニケーションも求められます。また、どちらの業務もチームで進めるため、社内での連携や意思疎通も重要です。

加えて、測量は数字を扱う仕事である以上、ミスが許されません。現場での正確な測定はもちろんのこと、そこから導き出すデータには緻密な計算力も求められます。体力と知力、両方が求められる仕事ですが、だからこそ、一つひとつの工程を丁寧に積み重ね、最終的に地図や登記簿といった「かたち」に結びついたとき、大きな達成感が得られます。
もともといろいろな場所を訪れるのが好きなので、全国各地の現場に行ける出張も楽しみのひとつです。

入社から6年が経ち、現在は係長としてチームをまとめる立場になりました。これまでは上司と相談しながら進めていた測量計画も、今後は自分自身が中心となって立案・管理していかなければなりません。責任の重さを感じる場面も増えましたが、それに伴って仕事の視野が広がり、より一層やりがいを感じるようになりました。

今後はさらに資格を取得し、スキルアップを図ることはもちろんのこと、測量士が不足している現状に対して、仕事の魅力を発信していくことも自分の役割だと考えています。「測量っておもしろい」と感じてくれる人が一人でも増えるように、後進の教育にも力を入れていきたいと思っています。

現場作業時の1日のタイムスケジュール

  • 8:30会社集合・準備・移動
  • 9:00現場到着・測量開始
  • 12:00昼休み
  • 13:00測量再開
  • 17:00帰社・データ整理
  • 18:00帰宅
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