2021年入社
計測技術部 関東計測課
測量士
測量士としての一歩を踏み出したばかりの奥沢。
華奢で物静かな雰囲気見かけに反して、
体力と知識欲は先輩社員が舌を巻くほど。
自分の測量が記録に残る、それがやりがいだと感じています。
私はこれまで、先輩社員の手伝いでさまざまな測量現場へと赴きました。これからは、主に道路などの水準点間の高低差を測る「水準測量」を担当することとなります。
弊社では、国土地理院発注の地殻変動把握を目的とした測量、自治体や民間企業発注の地盤沈下調査のための測量などに多く取り組み、年間2,500km以上の水準測量を行っています。
水準測量は担当する現場にもよりますが、1日3km(往復6km)程度を歩きながら計測します。機材を持っての移動には基礎体力が必要ですが、移動と計測のテンポがつかめれば、苦になることはありません。
担当を任せられると、機材の準備や日程の調整、関係各所への連絡も自分が責任をもって行う必要があります。多少の不安はありますが、それよりも仕事を任せられる心地よい責任感を感じています。
学生時代、私は探検部に所属していました。訪れた洞窟の内部構造などを報告書として記録するのですが、そのときに行った簡単な測量の経験が、この会社を選んだきっかけのひとつです。
測量の経験があるといっても、入社してから受けた1か月の講習では、本当に知らないことばかりでした。私も入社してから測量士の資格を取りましたし、知識は積み重ねればいいだけです。経験がない人でも、知識を吸収する過程に面白さを感じる人ならば、この職種にトライしてみてほしいと思います。
私は地図が好きで地形が好きです。測量をしてその記録が残ることで、知っている場所が自分の中でつながる感覚、まるで世界が広がっていくような感覚が好きなのです。
今は測量の知識を深めることに一番の興味があります。ですが実測だけにこだわるのではなく、人工衛星からのデータ取得や3次元レーザーの活用もできるような知識を得たいですし、測量以外のこともわかるような人に、ゆくゆくはなりたいと思っています。