2009年入社
地理空間情報部 北日本空間情報課 係長
技術士補(建設部門)・測量士・
地理情報標準認定資格(中級)
3D関連機器の導入時期に入社し、ゼロから技術と知識を身につけてきた加藤は、
社内における3D分野のパイオニア的存在です。
現在は仙台支社で係長として仕事と育児を両立させながらキャリアを積んでいます。
東京本社に新卒で入社し、2017年から仙台支社にてICT関連技術者として3次元計測に関わる業務を担当しています。
私が入社した時期と弊社の3D関連機器の導入時期が重なったことから3D分野の部署に配属になりましたが、大学時代に土木工学全般の勉強をしてきたとはいえ、入社後すぐに3次元という応用形の機械を扱うことに最初は戸惑うことが多かったです。
当時は導入したばかりで3D分野に精通した社員がいなかったので、メーカーの担当者や3D関連の仕事をしている社外の方などにもアドバイスをもらいながら技術と知識を身につけてきました。
ほぼゼロからのスタートで10年が経ちますが、機械もソフトも目まぐるしく進化し続けていますので、10年やってきたからといって決して勉強を怠ってはいけないと考えています。
クライアント先へ幅広い提案を行っていくためにも現状に満足せず、自分自身の技術と知識を更新していくことが大事だと思っています。
3次元計測とは、測量の手法の一つ。3次元データとは、図面データと呼ばれる2次元データの大元になるデータです。
「用地の面積を知りたい」「道路をつくりたい」といったクライアントの目的や要望に合わせて3D計測機器を用いた測量と図面化に向けたデータ解析、3次元CADによるデータ作成を行うのが私の仕事になります。
成果品としては2次元データを求められることが多いのですが、3次元データをいつでも使える体制が整っていれば、設計の段階で活かしたり、住民説明会に向けたVRへの展開などに役立ち、建築現場の生産性と効率化の向上にもつながります。
仕事では、弊社が扱う3次元計測機器の中から目的や条件に最も適した機器と測量の手法を検討してクライアントに提案し、計画プランを立てることも行います。このスタートから納品までの計画をしっかりと立てることが重要と考え、一番力を入れて業務に取り組んでいますが、私にとっての楽しい時間にもなっています。
「この機器を使えば効率性がさらに高まるかも」などと考えをめぐらせて立てたプランが計画通りに進んで無事に納品できると達成感がありますね。
現在は子どもの保育園のお迎えのため、退社時間が1時間前倒しの勤務体制で業務にあたっています。定期的に仙台と東京間でテレビ会議を行っており、遠隔地でも作業の共有ができる環境で助かっています。
担当先との打合せで都内へ行く慌ただしい日もありますが、これまで積み上げてきたキャリアを出産後も生かし、仕事と育児を両立させながらやりがいのある毎日を過ごしています。